米ドル/円の買いをしたよ。
あらあら!
ユーロやポンドに対して円は下落方向(円高)。
一方、米ドルはユーロやポンドに対して、上昇方向(米ドル安)。
米ドル/円は売り方向に動きやすそうですよ~。
よく、「ももは、ドル円を取引しているの?」って質問されます。
そのたびに「その時々で人気の通貨は変わるのに、どうしてドル円って聞かれるんだろう?」と思います。
FXは1つの通貨ペアだけ見ても、相場の動きがつかみにくいです。
なぜなら、世界中の無数にある通貨が相互に影響し合い、1つの通貨ペアが動くと、他の通貨ペアも連動して動くからです。
ですので、わたしは複数の通貨ペアを同時に見て、その時々で取引ペアを変えています。
この方法を取る理由を知っていただけるとうれしいです。
外国為替証拠金取引(FX)での通貨ペア取引と相関関係
外国為替証拠金取引(FX)では、さまざまな通貨ペアを取引することができます。
これらの通貨ペアには、大きく分けて2種類があります。
- 米ドルを基軸通貨として取引される『ドルストレート』
- 米ドルを介さずに異なる通貨同士を交換する『クロスレート』
また、FX取引には『相関関係』という重要な概念があります。
相関関係とは、通貨ペア間で通貨が連動して動くことを指します。
たとえば、ユーロ/米ドル(EUR/USD)とポンド/米ドル(GBP/USD)は、どちらも米ドルを基軸通貨としているため、同じ方向に動くことがよくあります。
相関関係を理解することは、取引リスクを軽減し、戦略を立てる際に役立てることができます。
- ドルストレート: 米ドルと他の通貨を直接交換する取引。
例: ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルなど。 - クロスレート: 米ドル以外の通貨同士を交換する取引。
例: ユーロ/円や豪ドル/円などの『クロス円』のほか、ユーロ/ポンド(ポンドクロス)、豪ドル/ニュージーランドドル(ニュージーランドドルクロス)なども含まれます。
FXの『ドルストレート』とは?
『ドルストレート』とは、米ドル(USD)を基軸通貨として取引される通貨ペアのことを指します。
例えば、ユーロ/米ドル(EUR/USD)や、ポンド/米ドル(GBP/USD)が代表的なドルストレートです。
これらの取引では、米ドルが直接的に関わるため、他の通貨と米ドルの交換レートを利用して取引が行われます。
FXの『ドルストレート』の計算方法
ドルストレートの場合、通貨ペアが米ドル(USD)を基軸通貨として取引されます。例えば、ユーロ/米ドル(EUR/USD)を取引する場合、そのままのレートを使います。
例えば、次のレートがあるとします:
- ユーロ/米ドル(EUR/USD)のレート: 1.1000(1ユーロ = 1.10米ドル)
つまり、そのままのレートを使うので『ドルストレート』と呼ばれ、1ユーロは1.10米ドルになります。
このように、ドルストレートではそのままのレートを使って取引を行うため、シンプルで分かりやすい取引になります。
FXにおける『ドルストレート』の重要性
基軸通貨である米ドルの実需ニーズの高さから、ドルストレート(例:EUR/USD、GBP/USD)は取引量が多く、米ドルの動きは相場全体に大きな影響を与えるため、重要な参考になります。
また、米ドルストレート(例:EUR/USD、GBP/USD、AUD/USD等)で全般に米ドルが買われている(または売られている)場合、米国要因が相場を主導している可能性が高いです。
FXの『クロスレート』とは?
『クロスレート』とは、米ドル(USD)を直接使用しない通貨ペアのことを指します。
クロスレート取引では、実際には米ドルを使わずに通貨同士を交換するように見えますが、計算時には米ドルが間接的に関与します。
具体的には、以下の2段階のプロセスを経て計算されます
FXの『クロスレート』の計算方法
例えば、ユーロ/ポンド(EUR/GBP)の取引をする場合、ユーロ/ポンド(EUR/GBP)のレートは、ユーロ/米ドル(EUR/USD)とポンド/米ドル(GBP/USD)のレートを使って計算します。
例えば、次のレートがあるとします:
- ユーロ/米ドル(EUR/USD)のレートが1.1000(1ユーロ = 1.10米ドル)
- ポンド/米ドル(GBP/USD)のレートが1.3000(1ポンド = 1.30米ドル)
計算式にすると以下のようになります。
つまり、1ユーロは約0.8462ポンドとなります。
このように、実際には取引が2回行われるため、この取引は『クロスレート取引』と呼ばれています。
クロスレート取引の特徴
クロスレート取引では、米ドルを介さずに直接通貨同士を交換するように見えても、実際には他の通貨ペア(特に米ドル)を使って計算することが多いです。
また、クロスレート取引では、交換する国同士の通貨ペアになるため、どの国同士でもペアになれます。
例えば、
- ユーロ/ポンド(EUR/GBP): ポンドクロス
- 豪ドル/ニュージーランドドル(AUD/NZD): ニュージーランドドルクロス
これらの取引もクロスレート取引に含まれ、計算方法は基本的に同様です。
尚、クロスレート取引では、右側に来る通貨が『クロス』の名称になります。
例えば、ユーロ/ポンド(EUR/GBP)でば、『ポンドクロス』と呼ばれます。
FXの『クロス円』とは?
『クロス円』は、『クロスレート』のひとつです。
基軸通貨である米ドル(USD)以外の外貨と日本円を交換する取引を指します。
例えば、ユーロ/円(EUR/JPY)や豪ドル/円(AUD/JPY)などが該当します。
クロス円では、上記クロスレート同様に、直接米ドルを取引に使用しないものの、計算上は米ドルが間接的に関与し、実際には以下の2段階のプロセスで行われます
FXの『クロス円』の計算方法
例えば、ユーロ/円(EUR/JPY)の取引をする場合、ユーロ/円(EUR/JPY)のレートは、ユーロ/米ドル(EUR/USD)と米ドル/円(USD/JPY)のレートを使って計算します。
例えば、次のレートがあるとします:
- ユーロ/米ドル(EUR/USD)のレート: 1.10001(ユーロ = 1.10米ドル)
- 米ドル/円(USD/JPY)のレート: 110.00(1米ドル = 110円)
計算式にすると以下のようになります。
つまり、1ユーロは約121円となります。
このように、実際には取引が2回行われるため、この取引は『クロス円取引』と呼ばれています。
ドル円(USD/JPY)はドルストレート?クロスレート?
ドル円(USD/JPY)は、米ドル(USD)と日本円(JPY)を交換する通貨ペアです。
この取引では、米ドルが基軸通貨として使用されますが、日本円(JPY)は基軸通貨ではないため、ドル円は『クロス円』であり、『クロスレート』に分類されます。
FXの『ドル円(USD/JPY)』の計算方法
ドル円の計算は、直接米ドルと日本円の交換レートを使用するため、計算は非常にシンプルです。
例えば、次のレートがあるとします:
- 米ドル/円(USD/JPY)のレート: 110.00 (1米ドル = 110円)
この場合、1米ドルを日本円に換算すると、次のようになります:
1米ドル × 110円 = 110円
つまり、ドル円では、為替レートそのものが取引価格となります。
そのため、計算は非常にシンプルで分かりやすいのが特徴です。
なぜ『クロス円』と『ポンドクロス』の名称は前後順序が逆なのか。
なぜ『クロス円』と『ポンドクロス』は同じ『クロスレート』なのに前後が違うのでしょうか?
『クロス円』は日本市場特有の表現で、日本では円を基軸にした視点で通貨ペアをみるため、このような順序になっているようです。
一方、『ポンドクロス』や『豪ドルクロス』などは、国際市場の慣例に基づき、基軸通貨ではない外貨を軸にした呼び方と考えられています。
日本要因と米ドル高・円安の影響
米ドルが強くなる要因として、米国の金融政策の引き締めや経済成長率の上昇が挙げられます。
これに対して、円安の要因には日本の低金利政策や経済不振が影響します。
ドルストレートの動きが主導している場合、相場全体のトレンドを読み解く手助けとなります。
また、米ドルが弱くても、円が弱ければ円安・米ドル高が進行することがあります。
この場合、日本の経済や金融政策が主導し、円の弱さが市場を動かしている可能性が考えられます。
米ドルも円も安全資産として認識されているため、相場に与える影響は日本要因が強いと予測できるからです。
ユーロ/円やポンド/円などのクロス円ペアでは、ユーロやポンドが米ドルに対して強くなると、ユーロ/円やポンド/円も上昇する傾向があります。
しかし、円も他の通貨に対して強くなることもあり、どちらの通貨が強いかによってレートが決まるため、単純な予測は難しくなります。
複数通貨ペアの確認がトレードに必要と考える理由
FX取引では、単一の通貨ペアだけに注目するのは不十分です。
複数の通貨ペア(『ドルストレート』や『クロスレート』)が絡み合っており、1つの通貨ペアが動くと他の通貨ペアも連動して動きます。
ですので、例えば「米ドル円がどうなるか?」という視点だけでは、市場全体の動きを正確に把握することが難しいからです。
例えば、円高が進んだ場合、円が単独で強いのか、他の通貨に対しても強いのかを確認しなければ、その経済背景を読み解くことはできません。
このように、複数の通貨ペアを同時に確認することで、少しでも相場の全体像を掴むことが重要と考えています。
複数の通貨ペアを同時に見ることによって、市場全体の動きを少しでも正確に読み取れれば、取引の精度や勝率を向上させることができます。
これが、わたしが常に複数の通貨ペアを同時に確認して取引をするよう心がけている理由です。
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